【実体験】地元にスケートボードパークを作るための活動(継続中)【スケボー】

HOW TO
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滋賀県には自分がスケボーを始めた20年前から今までもずっと公共のスケートパークがありませんでした。


そこで2014年からスケートパーク実現のための活動を開始し、ついに滋賀県守山市ではある施設の更新と合わせてスケートパークも建設されることが決定しました。

現時点では、

着工予定:令和6〜7年ごろ

使用開始予定:令和8年ごろ

となっているようです。(まだまだけっこう先・・・)

本記事では、スケートパーク実現までどのような活動を行なってきたかの大まかな流れを紹介します。

市長へのメッセージ

まずきっかけはたまたまふと見た市のホームページに市長へのメッセージと言ったフォームがあり、それに「スケボーを練習したいけれどできる場所がないので作ってほしいです」とメッセージを書き送りました。

メッセージを送って数日たったころ連絡先として記載しておいたメールアドレスにメッセージが来ました。

その後電話も来て、市役所の担当者の方からで、一度話したいとのことでした。後日、市役所に向かい、スケートボードとはなんぞやというところから話し、練習できる場所がないという現状も伝えました。

話をして知れたのは個人で動いても(署名など集めても)影響力が少なくスケートパーク実現には遠いということがわかりました。

実現させるためにはスケートボード協会を作り、体育協会に所属することで影響力(発言権)が得られると助言を頂いたのでスケートボード協会を立ち上げ体育協会に登録することにしました。

市のスケートボード協会設立

協会の立ち上げ方は、各自治体によって微妙に変わると思います。自分の市では、立ち上げに最低、会長と理事の市内在住者2名が必要で専用の用紙に署名し登録しました。とりあえずまずは2名で登録し、のちに追加メンバーとして普段よく一緒に滑っている仲間20〜30人ほどで登録しました。(指名、住所、職業等を書いてもらう)会長と理事以外の一般メンバーは別の市の人でもOKでした。年会費のようなものが必要で、1協会あたり当時は1万円程度支払いが必要でした。

公共の場所を借りての月1回の仮設パーク

仮設スケボーパークの様子

スケートボード協会を立ち上げましたが、すぐにスケボーパークができるというわけではありませんでした。

普段は県内の昔から暗黙の了解(つまりアンオフィシャル)でスケボーできる場所で滑っていましたが、活動計画や活動報告で報告書が困難でした。

スケボー協会としてきちんと動いてますよと報告するためにはきちんと許可を得た場所で滑り、活動の報告をすることが大切でした。

そこで体育協会事務局と相談し、いくつかスケボー出来そうな候補地を紹介してもらいました。

そのうちのひとつに休日でもあまり埋まらない広い駐車場がありました。管理人の方に話をしたところ毎月使用申請を出して無料で使用できるようになりました。

そして月1回はこの場所にみんなでセクションを持ち寄り、トライアル的な感じで仮設パークとしてスケボーしました。多い時は40名以上が集まっていました。

年1回の市へのスケボーパーク要望書提出

市に提出した要望書

年1回、各体育協会から市への要望書という形で書類を提出する機会がありました。

毎年、「練習場所がないのでスケボーパークを作ってほしい」という要望を図と合わせて作成し提出しました。

市のイベントのお手伝いボランティア参加

体育協会に所属すると年数回市主催の体育関係イベント(ハーフマラソン大会、野球大会イベントなど)へのお手伝いボランティアへの参加依頼が来ます。

全てに強制的に参加しなければいけないというようなことはありませんでしたが、スケートパーク実現のためと思って年1、2回は参加するようにしました。

市の体育協会 定期総会および懇親会(飲み会)への参加体育協会に所属すると、年一回体育協会定期総会といったものがありました。(活動および決算報告や次年度の予算などの審議を行う)

総会後、市の重役や各協会の代表を交えた懇親会(飲み会)みたいなのがあり、そこで市長や市議会議員、各協会のトップの方と直接会話をすることができました。

各協会の重鎮の方はやはり年配の方が多く、自分らのような新参者の若手はけっこう目立って「スケボーってなんぞや」「練習場所がないんですよ」といった話を熱心に聞いてもらうことができました。振り返るとこれが1番のアピールになったと思います。

市のとある施設更新に合わせてスケートパークも建設

スケートパーク予定地

こうした活動を続けていたところ、ある設備の更新と同時にスポーツの複合施設も作られることになりそれと同時になんとスケートパークも作られることになりました。

スケートボード協会を立ち上げて計画に入るまで6年、着工は2年後くらいの予定です。

非常に長い道のりでしたが行動を起こしたことで実現できそうなところまで来ました。

まだ工事着工すらしてませんが、引き続き本ブログにて状況をフォローしていきます。

(つづく)

滋賀県スケートボード協会、守山市スケートボード協会は滋賀県にスケートボードができる場所がもっと増えるように全力で活動中です。

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